シンディングラーセン・ヨハンセン病

新座市 スポーツでの怪我ならいのくち接骨院。

 

おはようございます。いのくち接骨院です。

 

シンディングラーセン・ヨハンセン病聞いたこと有りますか?

恐らく無いでしょう。

スポーツ障害なのですが、柔道整復師の教科書や、スポーツトレーナーの教科書にも載っていません。。。

 

以前書いたオスグットや、昨日書いたジャンパーズニーに症状は似ています。

痛みが出る場所が微妙に違うのですが、症状は一緒で、運動時・屈伸時・階段昇降時に痛みが出ます。

シンディングラーセン・ヨハン病の場合、膝蓋骨(お皿の骨)の下端部に痛みが出ます。

ひどい場合は膝蓋骨下端部の剥離骨折を生じます。

膝蓋骨下端の圧痛や腫脹(腫れ)が見られます。

 

原因はオスグット・ジャンパーズニーと一緒で大腿四頭筋の使いすぎによる筋肉の固さ。姿勢(骨盤の後傾)。股関節・足関節の関節可動域の問題。スポーツ動作の問題等が有ります。

 

大腿四頭筋の筋緊張から膝蓋腱の張力が増し、脛骨粗面に影響が出ればオスグットに。膝蓋骨下端に影響が出ればシンディングラーセン・ヨハン病になります。

痛みだけで有ればウォーミングアップやアイシングの徹底。膝蓋骨の固定等でプレー出来ますが、剥離骨折が生じている場合はスポーツ中止とし安静にし固定を行います。

その間超音波治療にて骨癒合の促進を図ります。

骨癒合が認められれば競技復帰出来ますし予後も良好です。

 

オスグット・ジャンパーズニーとの見分けが中々難しいので、自己判断せず何か変だなと思いましたら近くの医療機関を受診しましょう!!