肩鎖関節脱臼

新座市 スポーツでの怪我ならいのくち接骨院。

 

おはようございます。いのくち接骨院です。

 

肩鎖関節は肩甲骨の肩峰関節面と鎖骨の肩峰端にて形成される平面関節で、内部に不完全な関節円板が存在します。

肩鎖関節は肩鎖靭帯と円錐靭帯・菱形靭帯からなる烏口鎖骨靭帯にて補強されています。

スポーツ外傷(ラグビーやアメフトのタックル)や転倒等で肩鎖関節を損傷した場合この二つの靭帯の損傷度合いによって分類することが出来ます。

 

1度損傷 肩鎖靭帯の部分断裂。関節の安定性は良好

2度損傷 肩鎖靭帯の完全断裂。烏口鎖骨靭帯も部分的に損傷。関節は不安定となり鎖骨外端が上方に転位(不全脱臼)

3度損傷 肩鎖靭帯烏口鎖骨靭帯共に完全断裂。鎖骨外端下面が肩峰上面より完全に上方に転位(完全脱臼)

 

特異的な症状として、鎖骨外端を上から押すと鎖骨外端は下がるが、手を離すとすぐに元の位置に戻るピアノキー症状が有ります。

完全固定が難しいため、変形治癒を残してしまう事が多くその場合肩こりや上肢への放散痛・肩の違和感など長く残してしまうことも有ります。