膝関節前方脱臼

新座市 スポーツでの怪我ならいのくち接骨院。

 

おはようございます。いのくち接骨院です。

 

膝関節前方脱臼は膝関節脱臼中最も頻度が高く発生します。

膝関節に過伸展が強制され発生する場合(介達外力)と、脛骨近位後方又は大腿骨遠位端部を前方から何かしらの強力な外力を受けた時(直接外力)に発生します。

多くは完全脱臼となります。

 

不全脱臼の場合、大腿骨顆部は脛骨関節面の後方と接触を保ちますが、完全脱臼の場では大腿骨顆部の前面に脛骨上縁が接します。

また脛骨は同時に内方又は外方に変位します。

 

膝関節の変形は著明で、膝関節の短縮し前後径が増大。前面に脛骨関節面が、後方に大腿骨内・外果が突出します。

完全脱臼では関節運動は不可となります。

 

側副靭帯や十字靭帯の断裂・膝窩動脈、脛骨神経の圧迫・断裂などを合併します。

 

整復法は下腿を徐々に牽引し、大腿骨遠位端を前方に・脛骨近位端を後方に圧迫すると同時に膝関節を屈曲させます。

その後3-4週間軽度屈曲位で固定を行います。

固定除去後に装具を装着しながらリハビリを継続していきます。